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LMC Championships 2010


ラウンド 5: 吉森 奨(神奈川) vs 渡辺 竜二(千葉)

Written by Takamasa Sato

全勝ラインから、LMC 常連同士の宿命の対決をお届けする。

普段から同系統のデッキを使用する気の合う二人であり、デッキリストもみせあう仲。ということで、互いの手の内を知り尽くしている。

さらに LMC ポイントレースでも吉森が 6 位、渡辺 5 位の 1 ポイント差。渡辺は今回の LMCC で優勝すればトップの小松智史(千葉)に並べるということで、どうしても勝ち星が欲しい。

今季最終戦、勝つのはどちらか。

Game 1

吉森 奨
吉森 奨

ダイスロールは渡辺勝利。納得の 7 枚をキープ。吉森は 1 マリガン。

渡辺先手第 2 ターン《光輝王の昇天》を、吉森は《呪文貫き》。がっくりと肩を落とす渡辺。

そこからドローゴーという名のチキンレース。ただ土地を並べあうだけなのに、互いに緊張が走る。

渡辺、第 4 ターンに《広がりゆく海》で吉森の《天界の列柱》《島》に。吉森、これを許す。

渡辺は続くターンにも《前兆の壁》《広がりゆく海》《セジーリの隠れ家》《島》に。手札を入れ替えながら、吉森の白マナを縛る。

吉森のドローは偏っており、ついにデッキの《島》を引き切ってしまう。

次のドローは……《霧深い雨林》。全くの役立たずだ。

さらに、渡辺は《ジェイス・ベレレン》。これは通り、渡辺の手札は 7 枚を超える。返しに吉森も《ジェイス・ベレレン》を戦場に送り込むが、カウンターの結果、これは通らず。

吉森のマナはわずか 1 マナ。チャンスではあるが、渡辺も動けない。《地盤の際》《地盤の際》を割るのみ。

このままではジリ貧の吉森は《精神を刻む者、ジェイス》をプレイするが、これも当然カウンター。逆に、渡辺が《ジェイス・ベレレン》を使いきってからの《精神を刻む者、ジェイス》

さらに吉森は《精神を刻む者、ジェイス》を唱えてみるが、当然通らない。アドバンテージ差は広がるばかりだ。

これまで互いの唱えたジェイスは、大小合わせて吉森 3 枚の渡辺 2 枚。ジェイスを先に置くことのアドバンテージを証明した形だ。

詰み将棋に入った渡辺は《精神を刻む者、ジェイス》の 1 番目の能力を使い、自分のドローと吉森のドローをコントロールする。さらに、《天界の列柱》でビートを繰り返す。

時間を気にする吉森は、足掻くことなく投了。

吉森 0 - 1 渡辺


サイドボード

渡辺はサイドから《払拭》《否認》《光輝王の昇天》、3 枚の《テューンの戦僧》

3 枚の《審判の日》、2 枚の《未達への旅》《前兆の壁》

吉森は 2 枚の《払拭》、3 枚の《テューンの戦僧》《糾弾》《光輝王の昇天》

3 枚の《審判の日》、1 枚《前兆の壁》、3 枚の《未達への旅》を抜く。

互いにサイド後の「昇天ゲー」に備える。

Game 2

渡辺 竜二
渡辺 竜二

一戦目はダイスロールに負けたのが敗因であると語る吉森。もちろん、先行を選択。土地 3 枚と《精神を刻む者、ジェイス》《前兆の壁》《糾弾》《マナ漏出》とあるハンドをキープ。

対する渡辺は《光輝王の昇天》はあるものの、タップインランド 2 枚しかない土地を嫌ってマリガン。改めて引いた 6 枚にも土地がなく、ダブルマリガンに追い込まれる。

新たな 5 枚は、《氷河の城砦》《光輝王の昇天》《剥奪》《マナ漏出》《広がりゆく海》、と、土地を一枚引ければなんとか形になるため、キープ。

残り時間は 25 分。同型対決を終わらせるには、少々短い。

互いに土地を置く静かな立ち上がりから、渡辺が《広がりゆく海》。これは《マナ漏出》される。続く《光輝王の昇天》《マナ漏出》される。

ドローゴーを繰り返すが、ハンドの減っていた渡辺は、土地が足りない。

そこに吉森が《光輝王の昇天》をプレイ。渡辺は《マナ漏出》するが、これに吉森が《払拭》。吉森の場に昇天が設置され、勝ちに一歩前進。

しかし、返しのターンに土地を引きこんだ渡辺が、祈るように《精神を刻む者、ジェイス》をプレイする。

なんとこれが通る。吉森も思うようにランドを引き込めず、青マナが足りなくて手札の《剥奪》が撃てないのだ。

吉森は自分の土地を守るため、《地盤の際》で渡辺の《地盤の際》を割る。

渡辺、《精神を刻む者、ジェイス》から供給された《ギデオン・ジュラ》をプレイ。これも通って、一気に吉森の場が危うくなるが、《光輝王の昇天》にはカウンターが 4 つ。しかし、土地が足りなくて天使トークンが 1 体ずつしか生成できない。

《ギデオン・ジュラ》へのアタックを強制して生き延びた渡辺は、ついに《テューンの戦僧》にたどりつく。これで《光輝王の昇天》が壊され、吉森のコントロールするトークンは 2 体でストップ。

さらに、渡辺は《光輝王の昇天》まで追加し、《糾弾》とジェイスによるバウンスで天使トークンを処理。

《ギデオン・ジュラ》《精神を刻む者、ジェイス》《光輝王の昇天》と並んでしまっては、吉森になすすべはなく。

吉森 0 - 2 渡辺


吉森は 10 ターン以上引き続けていたのに、ついに 2 枚目の青マナにたどりつくことはなかった。

終了後、途中で吉森が《地盤の際》《地盤の際》を破壊した局面が話題に。

《地盤の際》を起動していなければ、吉森は合計 3 体のトークンを生み出せたはず。そうすれば《ギデオン・ジュラ》を破壊できたため、なんとか形になったのだ。

しかし、いずれにしても吉森のドローは 3 枚の《糾弾》と青 2 マナを要求するカードばかり。延命にしかならなかったと言えばそれまでだが、細かいミスをなくす努力こそ、強くなるための唯一の方法なのだろう。

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